オリエントのダイバースタイルの機械式腕時計、RN-AA0810N。
状態の良い中古の新型カマスを手に入れたのでレビュー。
旧型と大きく変わったのはバーインデックスから丸型のドットインデックスになったこと、文字盤がグラデーションのサンレイ仕上げになっていること、インデックスの色が白からベージュのような色になりレトロ感が増している。
他にはケース側面が艶消し仕上げになっている。
20気圧防水のねじ込み式リューズにサファイアガラス、ケースとベルト共に316Lステンレススチールが使われており、コストパフォーマンスの高い製品であることに変わりはない。
316Lステンレスはステンレスの中でも腐食しにくい素材で、医療用のメスやハサミなどにも使われている。
キャリバーも旧型のF6922と変わっておらず、耐磁一種、パワーリザーブ40時間で、精度も安定している。
ハック機能はもちろんのことデイデイト機能もついているので169gの重ささえ許容できるなら、非常に満足度の高い製品。
ベルトはプッシュダブルロック式で調整穴も四つあるので、自身の手首に合わせて調整すれば重さもそこまで気にならないのではないだろうか。
蓄光機能はこんな感じ。夜間の視認性も高い。
立体感のあるデザイン。逆回転防止ベゼルは硬すぎずクリック感がありまわしやすい。まわしにくいベゼルの腕時計はつけるのが億劫になってくるので、この回転フィールは好印象。
個人的に思うこの腕時計の1番の魅力はサンレイ仕上げのグラデーションカラーの文字盤。非常に美しく、こうした処理をした腕時計は他には知らない。
機械式時計は精度やパワーリザーブの点でクォーツに劣るものの、トルクが強く大きな針を搭載できるという利点がある。この腕時計も機械式時計らしく、大きな針が搭載されており視認性やデザイン性に寄与している。
時針、分針が大きいのはもちろんのこと、秒針も長く内周ギリギリを指している。
これはクォーツの腕時計にはない魅力だと思う。
アウトドアなどプライベート用の腕時計として使っていくつもり。
20気圧防水と防水性能が高く、回転ベゼルがあり便利なので、熱でゴムパッキンなどが劣化するので本当は好ましくないけれど、サウナなどでも使っていこうと思う。